ある地方都市、中学2年生の雄一(市原隼人)は、かつての親友だった星野(忍成修吾)やその仲間たちからイジメを受けるようになる。そんな彼の唯一の救いはカリスマ的女性シンガー、リリイ?シュシュの歌だけであり、そのファンサイトを運営する彼は、いつしかネット上でひとりの人物と心を通わしていくが…。
岩井俊二監督が、インターネットのインタラクティヴ?ノベルとしてスタートさせた企画を発展させて成立させた異色の青春映画。美しい田園風景の中、イジメや援助交際などなど現代の少年少女たちにまつわるさまざまなダークな問題を、これまでにないほど身近なものとして織り込みつつ、彼らのリアルな心の声を繊細に描き上げていく。そして、それでも「どんな子どもでも、光る時間を過ごすのだ」といった岩井監督のメッセージが痛切に伝わり、胸をしめつける必見の秀作である。(的田也寸志)内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
一般参加者との対話から物語を展開させた、岩井俊二原作のインターネット小説を映画化。14歳の少年少女の葛藤や焦燥を鮮烈に描いている。特典映像を収録したボーナスディスク“「呼吸」MAKING OF ALL ABOUT LILY CHOU-CHOU”を同梱した特別版。

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皆のクチコミ

印象深い作品でした。
映像の綺麗さもさることながら、内容も、残酷で儚い、けれども美しい世界が繰り広げられています。
個人的な意見ですが、この映画を観た後、自分の中学生時代をフラッシュバックしてしまいました。傍目にはとても楽しそうで、悩みなど無いように見える若者達だけど、本当は息苦しくて仕方のない現実から抜け出すことも出来ず、毎日を同じ日常を送るしかない。永遠に続きそうなこの現実に目を塞ぐこともできない。 大人になってしまった今はそんな時代を笑ってしまえるのだけれど、中学生の頃は、大人になるなんて想像もしなかったなぁ…と懐かしい気持ちになりました。 この作品の主人公はイジメという現実から逃げ出したいけれど、逃げる場所はインターネット、そしてカリスマ歌姫「リリィ・シュシュ」。 それだけが生きる糧になっている主人公と、イジメの首謀者である一人の少年を中心に話が進行していきます。 前半はとても綺麗な、思春期らしい少年達の交流が画かれており、このあたりで映画の世界に引き込まれていきました。それがあるためか、後半部分はとても落差の激しい残虐なシーンの連続で、しかもそのままラストに繋がるのがとても痛々しい。映像が綺麗なだけ余計に痛いです。 主人公を含め、登場人物達のモノローグをはじめ、本音を語るシーンがほとんど無い中、要所要所で挿入されるインターネット上での書き込みがとても印象的。ネットでしか本当の言葉を吐露できない不器用な年代をとてもリアルに描き出していると感じました。 黒画面に白文字で描き出されているので、ちょっと目に痛いですが…。それもあまり気にならなくほどに画面に見入ってしまいました。 ラストは、それまでの主人公の行動を考えると想像もつかず、衝撃的なラストですが、エンディングロールの田園風景と人物が綺麗すぎて言葉を失いました…。 全体的にはマイナス方向へ向かっている映画だと思うのですが、それでも毎日を送っていかなくてはいけない登場人物達のやりきれなさや虚無観がとても切ない。
万人にオススメ!と言い切れる作品ではないのですが、観た方はきっと何かを感じる。そんな作品です。

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スゴク心に残った。
音楽も映像も役者も内容も、言葉も、キーボードを叩いている音も。
だけど、上手くなにに感動したかなんていえない。
何度見ても、言葉にすることは出来ない。
あの綺麗な空も音楽も。リリィも。見てみなきゃわからない。
だけど、見たからといって…上手くこの感動を人に告げることが出来ない。
教えてあげられない。
だけど、本当にスキになった。
強くて儚くて、切なくて。ドビュッシーも直接心に響いてきた。 この感動を伝えることが出来ない、私の文章能力の無さを恨んでしまいます。

: http://douga.sunkou.org/24.html

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